創傷ケアについて

監修:
WOC看護認定看護師
佐藤志保子
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褥瘡の分類

褥瘡の分類(1)

深さによる分類:それぞれ微妙に違うので注意が必要

  • Sheaの分類(1975)
  • IAETの分類(1988)
    (Intemational Association for Enterstomal Therapy:国際ET協会)
  • NPUAPの分類(1989)
    (National Pressure Ulcer Advisory Panel:全米褥瘡諮問委員会)

ここに代表的な褥瘡の深さによる分類方法を3種類掲載しました。
しかし、分類方法によって表現が少しづつ異なるため注意が必要です。
これ以外にもたくさんの分類方法が提唱されています。

褥瘡の分類(2)

深達度(深さ)による分類 : 一般的な分類深達度(深さ)による分類
T
U
V
W
局所の圧迫を取除いても消退しない発赤、紅斑 真皮にまでとどまる皮膚傷害、すなわち水疱やびらん、浅い潰瘍 傷害が真皮を越え、皮下脂肪層にまで及ぶ褥瘡 傷害が筋肉や腱、関節包にまで及ぶ褥瘡
厚生省老人保健福祉局老人保健課監修 褥瘡予防・治療ガイドライン(照林社) より転載改変

厚生労働省が監修する「褥瘡予防・治療ガイドライン」で提唱されている分類。
褥瘡の深さによる分類方法で、褥瘡の重症度を評価します。
II度とIII度では治療期間に大きな差が出てきます。
通常II度の治癒期間は1ヶ月程度と言われていますが、III度になると数ヶ月、長いものでは十数ヶ月にもなることがあります。

褥瘡の分類(3)

褥瘡の外観の色調による分類
エキスパートナースMOOK16 決定版 褥瘡治療マニュアル 福井 基成 著(照林社) より転載改変

褥瘡の外観の色調による分類方法を紹介します。
治癒過程による創部の色調により病期を判断し、使用薬剤・被覆材を選ぶ際の目安として用いられ、その病期にあった薬剤・材料を選択します。
ただし、ポケットや皮下深部での壊死など外観の色調で判断しにくい褥瘡もあり注意が必要です。