創傷ケアについて

監修:
WOC看護認定看護師
佐藤志保子
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褥瘡とは

広辞苑より

じょく‐そう【褥瘡】 圧迫性壊疽の一。 重症患者が長期間病床にある場合に、衣類・寝具によって圧迫を受ける部位に生ずる。とこずれ。

とこ‐ずれ【床擦れ】 長く病床に寝ている時、からだの床にあたっている部分が体重の圧迫のためすれ、赤く腫れただれて痛むこと。じょくそう。

「じょくそう」ってなんでしょうか?広辞苑で調べてみました。
「じょくそう」は、「褥瘡」と書きます。
また、「褥瘡」と書くこともあります。
日本褥瘡学会では、「褥瘡」の文字を使っています。普段あまり使わない、難しい字です。
漢字変換が上手くいかないときは、「褥」は「しとね」で、「瘡」は「かさ」で変換できます。

褥瘡発生の要因

褥瘡発生の主要因は圧迫です。
それに湿潤、低栄養等による組織耐久性の低下が加わると褥瘡が発生しやすくなります。
特に注意が必要なのは、高齢者です。高齢になるにつれて、皮膚表面組織や皮下組織が脆弱化していきます。
栄養状態も良くない場合が多く、寝たきりになった場合、褥瘡の発生リスクが高くなり、発生した場合は、治癒に時間がかかります。

これらの褥瘡発生の要因を取除くこと=「予防」となります。

褥瘡有症率

一般的に、褥瘡の有症率(発生率)は10〜20%といわれています。
2010年には寝たきりの人が170万人にのぼると言われているので、約17〜34万人の人に褥瘡が発生する計算となります。
在宅では、介護者も高齢であることが多く、褥瘡予防・治療の難しさが現れています。

病院・施設
5.8% *1
訪問看護(在宅)
14.6% *2
*1:日本の褥瘡保有患者の現状(厚生省長寿科学研究事業1998)
*2:在宅療養者の褥瘡有症率と関連する特性について/金川克子,斎藤恵美子 他

在宅での褥瘡予防の難しさ
・24時間の看護体制を作ることが難しい
・介護者も高齢であることが多い