創傷ケアについて

監修:
WOC看護認定看護師
佐藤志保子
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フットケアを見直そう

あなたも足通に!! 足のトラブルから考える健康

足は、名実ともに私たちの体をしっかり支えてくれる土台です。しかし、足には、実に様々なトラブルが起こります。皆さんもこれまでいくつか体験された事があるのではないでしょうか。
足のトラブルが起きても、たいしたことないと自己判断し見逃していませんか?傷口が感染したり、悪化したりする事がないよう、初期の段階で解決していく事が重要です。また、足の症状から、糖尿病など内科的な慢性疾患が発見される事もあります。
  ここでは、身近な足のトラブルについて簡単にご説明します。足が知らせる健康への危険サインを見逃さないよう、みなさんが日頃から足に関心を持ち、足通になる事を願います。

足に起こるトラブル

  • ・靴ずれ
  • ・皮膚の乾燥・キレツ
  • ・低温やけど
  • ・あかぎれ・しもやけ
  • ・外傷(切り傷・打身など)
  • ・水虫(白癬)
  • ・ウオノメ・タコ(胼胝)
  • ・むくみ
  • ・外反母趾
  • ・血液循環不全(指先が紫色になる等)

かくれている慢性疾患

たかが、足のトラブルと思われるかもしれません。しかし、下記のような慢性疾患がかくれている場合があります。また、このような疾患が背景にあると、足のトラブルが、重症化しやすいというデータも出ています。

  • ・糖尿病
  • ・高血圧
  • ・高脂血症
  • ・虚血性心疾患
  • ・閉塞性動脈硬化
  • ・関節リュウマチ

例えば、糖尿病の方で末梢神経に障害があると、足に靴ずれなどの傷ができていても、痛みを感じにくいため傷が深くなったり、いつまでも治りにくかったりすることがあります。重症化すると、感染を起こしたり、壊疽になり指や足の切断にいたる場合があります。

足の観察

みなさんは、ご自分の足をきちんと観られたことがありますか。靴ずれができた時などはきちんと患部を観ると思いますが、日常生活のなかで足を見る機会は少ないのではないでしょうか。これからは、爪を切る時や、お風呂で足を洗う時に、よく触って、よく観ておきましょう。日常生活のなかで足に関心を持つ事が、足を救う鍵になります。いつもと違うところがある、傷がなかなか治らない時、皮膚科や整形外科などの専門医の診察を受けましょう。

【観察のポイント】

  • 足のアセスメント
  • 爪のアセスメント
  • ・色調はどうか
  • ・爪の色調
  • ・冷感・熱感はあるか
  • ・爪の形(巻き爪、変形)
  • ・乾燥・亀裂はあるか
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  • ・タコ(胼胝)・ウオノメ(鶏眼)・イボ(疣贅)はあるか
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  • ・水泡・潰瘍・壊疽があるか
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  • ・浮腫・腫脹があるか
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  • ・静脈瘤がある
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  • ・足の形(変形があるか)
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※最近、フットケア外来を開設している医療機関もあります。